睡眠でうつ病を克服する

お客様の中には、家庭内でも職場でも特に悩みを抱えているわけでもなく、際だった睡眠障害を訴えていたわけでもないのに、うつ病を発症する人がいます。中には自殺にまで至つた人もいます。

そんな知らせを聞くと大変驚き、お役に立てなかつたことを残念に思います。

うつ病の人は、本人の自覚がなくても明らかに睡眠障害なのです。

眠りがうまくいかないと代謝や内分泌もうまくいきませんが、うつ病は、脳内に内分泌される「セロトニン」の働きが鈍化することが原因と言われています。これは、同じく神経物質「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」を制御する役割を持っています。セロトニンが調整しながら心の安定を保っています。このセロトニンをうまく機能させるためには、簡単に言うと「太陽の光、適度な運動、規則正しい生活」が必要なのです。

この3つの要素は、「質の良い睡眠のための必要条件」です。つまり、これらをきちんと取り込んでいれば、良い眠りを手に入れることができるわけです。